フリーメイスンの機密文書で我が国近現代史の謎が解明されるのかと期待させる。しかし残念ながらタイトル倒れ。
GHQの占領方針が日本人の「物的武装解除」と「精神的武装解除」にあったことは当時の新聞や多くの著作に明らかである。しかしこれに対する著者の知見が示されていない。
したがってそれらがフリーメイスンとしてどのように発想されたのかも記されていない。当時でさえ、彼らの「自由」「平等」「友愛」など、何も目新しいものではなかったはずである。
彼らが国家神道をどのように把握していたか、天皇現人神論とは何か。そして「神道指令」「人間宣言」とは一体何だったのか。これらは帝国憲法と教育勅語の解釈に関係する。著者にはここが認識されていないようだ。
著者の「明治憲法では主権者は天皇であり」という解釈は『憲法義解』に違背する。これでは粗雑に過ぎるだろう。本書で読ませるのは原田健公使の「なしのつぶての電報」である。ここだけで一冊にしたら、評価はもう少し高いものになったのではないか。
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1945日本占領: フリーメイスン機密文書が明かす対日戦略 単行本 – 2011/2/1
徳本 栄一郎
(著)
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- 本の長さ341ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/2/1
- ISBN-104103048328
- ISBN-13978-4103048329
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2011/2/1)
- 発売日 : 2011/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 341ページ
- ISBN-10 : 4103048328
- ISBN-13 : 978-4103048329
- Amazon 売れ筋ランキング: - 522,918位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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